【テレビ】昨年の紅白歌合戦、視聴率下落の可能性。再び40%割れも。日テレは惨敗へ
鈴木祐司 | 次世代メディア研究所代表/メディアアナリスト
2022年1月2日 7時12分 配信
https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukiyuji/20220102-00275508/
『第72回NHK紅白歌合戦』の世帯占有率が、過去5年で最高となった。
19年の世帯視聴率を大きく上回った20年の『紅白』より、今回の占有率は2.3%上回った。大躍進に見えたのである。
ところが2部の視聴率は、逆に2.3%ダウンしてしまった(スイッチメディア・関東地区調べ)。まもなく発表されるビデオリサーチの数字でも、40%割れとなる可能性が高い。
テレビを見ている人たちの中では、『紅白』視聴の割合が格段に高まった。
ところが大晦日の夜テレビをつけず、他のことをする人が増えたために視聴率が下がってしまったというのが真実のようだ。
これまで『紅白』は、若年層に見てもらう努力を続け、一定の成果を出してきた。
ある意味でその集大成ともいうべき『第72回NHK紅白歌合戦』は、残念ながら“テレビ離れ”を強く印象付ける回になってしまったようだ。
追い風の中での最高占有率
まず過去5年の『紅白』を振り返ってみよう。
2部の世帯視聴率はしばらく40%前後で推移していたが、19年は37.3%で史上最低と叩かれた。ところが翌20年には40%台を回復し、「テレビの力を発揮した」と称賛された。
これらを世帯占有率で確認してみよう。
占有率とは、テレビをつけている家庭の中での『紅白』を見ている割合だ。スイッチメディアは1部2部あわせた数字で発表している。それまでは50%強が続いたが、19年は46.8%と大幅にダウンした。
ところが20年は52.0%と急反発した。さらに今回は、54.3%の最高記録を樹立した。快挙と言えよう。
今回の『紅白』には、幾つもの追い風が吹いていた。
そもそもコロナ禍に配慮して史上初の無観客となった20年の『紅白』は、海外旅行・帰省・初詣などの外出を控え自宅にとどまった人が多いという強烈な順風が吹いた。ビデオリサーチの視聴率で前年比3%の上昇は、そもそも在宅起床率が例年になく高いという前提があった。
実は今回の『紅白』でも、追い風はそれなりに続いていた。
コロナの新規感染者数はやや落ち着いたが、感染力が強いとされるオミクロン株の市中感染が始まっていた。1日あたりの新規感染者数が史上最高という国が欧米で幾つか出て、海外旅行はほぼストップしていた。
帰省する人も、20年よりは多いが例年の6割前後にとどまった。さらに年末年始は各地で大雪となり、東京でも寒さが厳しく外出する人の数は抑え込まれていた。
『紅白』の視聴率を下支えする条件は、じゅうぶん整っていたのである。
強烈な順風
さらに強烈な順風もあった。
これまで最大のライバルだった日本テレビの『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』が放送休止となったことだ。さらにフジテレビ『RIZIN』も、コロナ禍の影響で海外の有名選手が参加していなかった。
裏の競争相手が弱いために、棚ボタ式に数字をとれる環境だったのである。
スイッチメディア関東地区データから作成
スイッチメディア関東地区データから作成
実際に『笑って年越したい!笑う大晦日』は惨敗だった。
スイッチメディアのデータでは、世帯も個人も視聴率は20年『ガキの使い!大晦日年越しスペシャル』の半分近くまで落ちた。
番組内の毎分視聴率の推移でも、ゆるやかな右肩下がりが3時間以上続いた。
「グダグダすぎで見ていられない」
「期待外れ」
「『笑って年越したい!笑う大晦日』と銘打った番組で笑えない事実」
「初めて紅白でも見てみるか」
ネット上には、厳しい言葉が踊っていた。
ダウンタウンの次がナイナイとか20年前の話だよ
何故かまいたちをメインに新しいのものを想像できないのか?
民放がクソ過ぎるからBGMで紅白つけてたってことじゃね?
では、この大晦日にテレビ放送を見ていた家庭はどのくらいあったのか。
関東でのNHKと民放キー5局を見ていた人の合計視聴率を、19年や20年と比較してみよう。
スイッチメディア関東地区データから作成
スイッチメディア関東地区データから作成
『紅白』が高視聴率となった20年は、午後から深夜にかけて19年よりかなり高くなった。
夜10時も11時も4.8%と、割合にして1割以上も上昇していた。コロナ禍で外出しない人が多かった影響は、もろにテレビ視聴につながったようだ。
ところが去年の大晦日は様子が一変した。
朝の8~9時こそ差が少なかったものの、1日の大半で総個人視聴率が下がっていた。
『紅白』が始まった夜7時台では前年比6.7%減、最大は『紅白』が最も盛り上がった夜11時の8.0%だった。なんと2割近く下落した計算になる。
電通の調査によれば、コロナ禍でテレビ視聴の状況は大きく変わっていた。
コロナ前の5年間、週に1度以上テレビを利用する人(WAU)は関東で毎年1.1%ずつ減り、約300万人がテレビ利用をしなくなっていた。
一方YouTubeのWAUは年率1.5%ずつ増え、5年で200万人増えていた。
ところがコロナがまん延した20年の半年で、YouTube利用者は700万人増え約2700万人となり、約3000万人のテレビに肉薄するようになったのである。
他にamazonプライム・ビデオが約800万人、Netflixが約400万人と急伸していた。
つまりインターネットで動画を楽しむ人が急増していた。
テレビで見るべきものがないと感じた人にとって、他で楽しむ選択肢は幾つもあるという状況になっていたのである。
この状況を前提に、大晦日に家にいた人の一定割合が、テレビからネット動画へ流れたと推測できる。
新たなライバルとの闘い
実は去年1年間、その兆候は出ていた。
ビデオリサーチが調べるPUT(総個人視聴率)でも、夜7~11時の数字は下落傾向だった。7~8月こそ東京オリンピックの影響で20年と同等だったが、10~12月は2%ほど低くなっていたのである。
今回の『紅白』については、評価する声が多い。
前回の無観客から2年ぶりの有観客となったものの、メインステージだけでなく、東京国際フォーラムのガラス棟やNHKのスタジオを駆使し、多彩な演出が話題になった。
ところが毎分の視聴率動向を見ると、ちょっと様子が違う。
詳細は視聴データが整ってから改めて分析するが、2部での失速感が否めない。去年までは各局をザッピングしていた人々の一部が、今回は途中でネット動画に離れたまま戻らなくなっていたと筆者は推測する。
つまり去年までは、日テレなどの強力なライバルのお陰で、4時間を超える『紅白』の好調ぶりが持続した。
ところがネット動画に逃げてしまう人々は、ザッピングで戻ることが少ない。結果として、後半に勢いが失われるという事態に陥っていたのではないだろうか。
若年層も取り込む新たな道を確立した『紅白』。
ところが成功に手が届いた瞬間に、新たな課題が立ちはだかったようだ。
“テレビ離れ”にどう立ち向かうのか。
制作陣がどんな答えを出してくるのか、楽しみにしたい。
見る人が減ればNHKはいらない論がまた台頭する
紅白しかない
そんな具合じゃね
テレ朝ざわつく健闘あるかな
孤独のグルメがどれだけ視聴率取ってたかが気になるよな。
にっぽんの歌から相当取ってると思ってる
孤独のグルメジルベスターの黄金リレーも相当強い
アマプラとかNetflixとかで好きなもん見た方が有意義だもん
マジックだな
さすがに娘が自殺した母親に無理強いは出来なかったな
聖子出てたら見てたわ
変な趣味だな
逆だわ
不幸があった人を興味本位で見たくない
ま紅白はどっちにしろ見ないんだけど
朝、昼、夜の1時間のニュース番組以外はBGVで良い 各神社仏閣の定点カメラの切り替えでいい
スポーツ大会も31日・1日は禁止
見ていてみんなイライラして実に実況向きだった
あの日テレを見続けるのは拷問の一種
あくまで視聴者の内どれだけの人がNHKを見ているかなのだから
それ。以外な人が出ててびっくりした。
トリの吉田栄作の歌が耳から離れない。
×以外
◯意外
見たらほとんどももクロの誰かが出て歌ってたり踊ってたりで頑張ってて驚いたわ
それでもジジババが紅白を見るとでも思ってるのか?
紅白だけじゃないけど、各テレビスタッフが団塊ジュニア意識してんのミエミエ
ではもう視聴率が取れなくなったので、昔流行った歌をふんだんに流すに変えたけど
それでも視聴率が取れなくなった
と
次なる手は、どうするのか
今は見知らぬ人が出る時代
時代の流れやね
引用元:http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1641081531/
最近のコメント